目の前のお客様への販売量を!

ニュースや新聞などでは「時代は消費の二極化だ」と言っているが、それはあくまでも
「マス」で捉えた大手企業の視点にすぎない。 本当に、 100円ショップやフアストファッションのような大手チェーンか、超高級品ばかりを扱うような高級ブランドしか存在していないのだろうか?本当に、そういう商品しか売れなくなってしまったのだろうか?実際にはそういうわけではないのである。結局、大手メーカーや大手チェーンの『全国的に売る」ための戦略を、中小店までもがマネてしまっているだけだ。日本にはまだ本気でエリア戦略を考える店が少ないと痛感している。

大手チェーンのすごいところは、何と言ってもそのパイイングパワー。大手チェーンの
量産体制・物流力・調達力は中小店が太万打ちできるものではない。
大手チェーンの価値は、日本全国どこへ行っても、最低限の品質が保たれ、標準化され
たオペレーションで質もサービスも安心だというところにある。 戦後、この新しい価値を生み出し、マーケットを創出したのが、 1000店舗のナショナルチェーンを作り出そうという、「チェーンストア理論」だ。
大手チェーンは「商圏内における販売シェアを10%押さえれば十分」であるため、効率よく「お客様が求めている商品=全国的に売れる商品」だけを追及すればいい。 そのため、圏内の動向や世界経済を分析し、 3カ月後、半年後、 1年後、 3年後と、 「こういう商品が売れるだろう」という予測をし、製作・販売計画を立て、商品を調達する本部主導型の戦略をとっているわけだ。
つまり、全国的に「売れる商品」は、大手チェーンや大手メーカーによって作られた
ものだったと言えるだろう。

しかし、多くの中小庖やローカルチェーンは、全国のお客様を相手にしているわけではなく、顔もわからない不特定多数のお客様を想定して売れる仕組みがあるわけでもない。

大手チェーンのように、全国的に「売れる商品」の追求をしていけば、全世界を相手に
した商品力や調達力の勝負になってきてしまう。
中小店やローカルチェーンが全国チェーンのものまねをしても、とうてい太刀打ちでき
ないのは自明の理だ。

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