チラシ制作のサイズ、色は力相応に決める

■費用対効果のバランスを考える

チラシ制作は回数が最も大事だと述べたが、次なる要素は、サイズと色である。

サイズとは、チラシの大きさのこと、当然のごとく、小さいチラシより大きいチラシのほうがインパクトがあり、売り上げに結びつけやすいが、それなりに費用もかかる。

色も4色カラーのほうが、一般的に人目を惹きやすいが、一色二色よりも費用がかかる。

つまり、費用対効果のバランスにより、サイズと色が、決定されるのである。

■どのサイズのチラシを打つか

まずサイズであるが、通常次のような5サイズにわかれる。

・B全チラシ

特大チラシ。新聞4ページ分のチラシ制作である。大型店舗のオープンの時などにたまに使うが、最近ではほとんど見かけない。

・B2チラシ

大型チラシ。新聞2ページ分のチラシ制作で、大きな催事やリニューアルオープン大型の売り尽くしなどで使用される。たまに入る程度。

・B3チラシ

中型チラシ。新聞1ページ分のチラシ制作で、中堅チェーン店や地域の1番点はこのサイズを使うところが多い。

・B4チラシ

小型チラシ。新聞半ページ分のチラシ制作で最近では最も多く入る。折込料、印刷費のバランスがよく、かつ大きさもそこそこなので、中・小型店を中心に使用されている。

・B5チラシ

超小型チラシ。新聞四分の一分のチラシ制作だが、さすがに小さいということで、あまり使用されない。しかし、最近は年商一億円以下の店で手配りチラシ的に頻繁に活用しているケースもある。

あくまでも目安であるが、年商10億円以上の店はB3チラシを中心に年商5億円以下の店ならB4チラシを中心に打つのがセオリーであろう。

■色は催事に応じて決める

色については通常次のような3タイプに分かれる

・カラーチラシ制作

通常の4色を使用。4色それぞれの今号で濃淡をつけ色が決定されていく。商品の価値訴求という点では訴求力がある。

・2色チラシ制作

黒と赤。赤と黄など2色で構成されるチラシ。売り尽くしや在庫一掃セールで使われることが多い。

・1色チラシ制作

赤一色や青一色など、インクを一色しか使わないチラシ。スポット的な売り尽くしなどで大奥活用される。このチラシは手書き風の文字で作り、コメントをたくさん入れたほうが安心感がでる。

色については売り上げに応じて変化をつけるというよりも、その催事に応じて変えるべきであろう。一般的にはオープンや創業祭、定番の売り出しについてはカラーを使用し、在庫一掃、店じまい、処分セールなどは2色か1色を使うというのがセオリーである。