観光地紹介の三つ折りパンフレット

  • 手にとる人を想定する

A4サイズ三つ折りの旅行案内パンフレットです。簡単な構造ですが、表紙、裏表紙があり、ページを開くという動作も加わります。パンフレットを手にとる人はその地域に興味があり、旅行を計画している人ですから、検討するためにじっくりと目を通すことを考えられます。ページをめくりながら旅行への期待感を煽り、旅行先の疑問や不安を解消して、旅行の申し込みへとつなげるといった起承転結のある構成が求められます。

 

  • 表紙はイントロの役目

表紙は「起」としての導入の役目がありますから、全体の内容が一目でつかめなくてはなりません。ここではメインビジュアルに力お場所を象徴する風景写真を大きく使い、さらに他の名所や名物の写真を小さくふくす配置して、様々なたのしみが亜rことを見る人へアピールしています。

 

  • イメージを膨らませるための「承」

表紙を開いて次に見える第二面は、「承」です。表紙で歓喜したイメージを膨らませつつ、さらに興味を持ってもらうという役割です。表紙とは異なり、第二面にはテキストも配置できるので、雨翔も織り交ぜてイメージを膨らませます。ただし、まだ導入部分の延長ですから、情報量を押さえ、ゆったりとしたレイアウトで見せましょう。

 

  • 本文ページは盛り沢山に

さらにページを開いて見えるページが「転」です。書籍で言えば、本文ページにあたります。第二面から一転して、盛り沢山な印象に見せます。

旅行の楽しみは、美しい景色に感動したり、美味しいものを食べたり、未体験のレジャーに挑戦したりと様々です。旅行先の魅力をバラエティ豊かに見せればそれだけ多くの人を惹きつけられます。多彩な写真で旅行への期待感を高めましょう。

また、観光地の紹介なので、どこになにがあるかがわかるように簡単な地図を配置します。地図、写真、テキストと様々な種類の要素が盛り沢山のページになるため、レイアウトが煩雑にならないよう、等間隔のグリッドを基準に配置していきます。

写真は角版だけでなく、切り抜き写真も組み合わせながら、大小いくつかのサイズを用意して、テンポよく配置します、旅にふさわしい躍動感や賑やかさが感じられるようにグリッドに添いつつも、適度にランダムな雰囲気を残すと良いでしょう。

  • 最後はシンプルに締める

裏表紙は旅行を申し込むに当たって重要な情報を掲載する、「結」のページです。交通アクセスや、問い合わせ先、webサイトのアドレスなどの必要な情報を分かりやすくレイアウトすることで、信頼感を与えます。複雑なレイアウトは避けて、シンプルな構成で最後を締めくくりましょう。