地図は集客の命綱

■新規客を軽視するな

店の指導のお手伝いでお邪魔していると、こんなことを言う方がたまにいる。

「うちは食品スーパーでお客様は毎日来店しているし、チラシに地図は載せる必要ありませんよね」「うちは圧倒的1番店でお客様もよく認知しているので、地図にこだわる必要はありませんよね」もしこのような考え方をするなら、その店はすでに衰退が始まっている。まったくのおごりであるからだ。どんなに強い店でもシェア100%はあり得ないし、新規客の増えない店は衰退する。固定客を意識するあまり、新規客を無視するような店からは固定客も離れていくものである。そのような点からも地図は大事にしていただきたい。ポイントは以下である。

・地図サイズの最低限のスペースは五センチ×七センチ

小さすぎる地図というのは問題である。最低でも五センチ×七センチくらいのスペースがほしい

・自店周辺の目印をわかりやすくする

自店周辺の目印として、公共機関(学校、駅、市役所、消防署、警察など)周辺の店舗高速道路のICなどを正確に入れる。その際周辺店舗には○○さん、○○様などの軽傷をつけること。また、同業他店も入れる(堂々と比較してもらう)こと。

・立体地図を用いる

地図を立体的にすればより臨場感がわく。とくに自店の周辺を立体的にすることにより、より分かりやすくすることができる。

・来店に要する時間を入れる

その店までどれくらい時間がかかるのかを表示する。遠方からの場合は○○より30分など、近くの売位は公共機関からの時間、例えば市役所から車で5分、駅から歩いて5分など、具体的な表示を心がけるべきである。