読みやすくするための配置

文字が適切に設定されていても、それだけで読みやすくなるとは限りません。テキストを配置する際に配慮が欠けていると結果として読みにくくなってしまいます。

分送料が多い紙面で余白が少ないと、テキストが黒い塊に見えて圧迫感を感じるため、読む気になれません。版面の周囲や文章の項目ごとに適度な余白を作ると情報が整理され、読みやすくなります。またレポートの場合は、説明を聞いてメモを取りながら読むことも多いので、そのためにも適度な余白が必要といえるでしょう。

雑誌やパンフレットなどは見る人の目を引く必要があるため、書体や色などに工夫を凝らして目立たせたりします。しかし、レポートの場合は過度な装飾を行う必要はありません。その代わり、文書の構造や情報の分類を明確に示し、一目で全体像を把握できるように配慮することが重要です。