メッセージチラシの事例3

■本音を伝えて共感を呼ぶ

当たるメッセージチラシを作るにはどんどん新しい切り口でチラシメッセージを進化させ、売っていかねばならない。そのためにも常に自分を見つめなおし、自分に問いかけ、自分の本当にやりたいことの核心に迫っていくことが大切である。メッセージチラシは正真正銘の本音を伝えないと当たらない。それがモノマネではお客様に感動を与え、共感を呼び起こすことはできないのである。その点を組み、上手に本音でアプローチしているチラシがある。

■具体的でわかりやすいコンセプトを打ち出す

まずはタイトル。「社長の念願」というのはいかにも本音をストレートに表現し、かつお客様へ伝えることができる巧妙なタイトルだ。ただ、普通のはんこ屋を作っても、面白くない。かといって、店はお客様のためにある、などといっても、どこか空々しい。それを3つにまとめ、楽しめる、驚く、役に立つ、をコンセプトに具体的に打ち出していてわかりやすい。堅苦しくない、今の時流にマッチしたコンセプトだ。

■集客商品もしっかり打ち出す

裏面に売り場レイアウトを入れ、店全体のPRに成功している。サルのキャラクターが愛らしく、楽しい雰囲気を演出し、1度行ってみたいという気にさせられる。さらに、集客のタマも外していない。10月では少し早いと思うかもしれないが、年賀状印刷代半額をうちだす。シーズン商品は早めの仕掛けが鉄則であるから、十分インパクトがあり、12月の集客までつながってくるであろう。また、認印が5円というびっくりするような打ち出しもある。集客商品を外さずに+αで社長のメッセージを伝えるのが、成功の要因であろう。