割引率の表示もよりリアルにする

■二重プライスと割引率で相乗効果

前項で二十プライス表示の大切さを述べたが、より安さを演出するためには、割引率の表示を付け加えるとさらに相乗効果が生まれる。これもお客様によりわかりやすく表現するという視点から言っても客志向しているといえる。いちいちお客様が自分でいくら安くなっているかを計算しなくても、一目でわかるからである。この割引率表示にもいくつかのテクニックがある。

・爆弾マークを付ける

やはり目立たないと意味がないので、割引率にかぶせるように必ず爆弾マークを付ける。

・「○○%引き」とつける

割引率を明記する、夫も多いパターン。しかし、あまり割引率が低いとかえって逆効果となるので、注意していただきたい。目安としては、商品にもよるが、最低15%以上引いている場合に付けることを原則とする。

・「○○○円引きとつける」

例えば、4万9800円が3万9800円となるような場合は、○%引きと表現するよりも、具体的に「ズバリ10000万円引き」としたほうが、効果的である。

この「○○引き」表示は割引金額が一万円とか五千円など、ジャスト金額になっている場合に使うとよい。

このようにいくつかのパターンを組み合わせながら割引表示をすればよいが、全品に着ける必要は全くない。二重プライスは基本的にすべてつけてもよいが、その中で特に割引率の大きいもの、割引金額の大きいもの割引表示をつけるとよい。そして、その中でも明らかにスーパー割引をしているものについては、当然、爆弾マークも大きくつける。