プライスの大きさに変化をつける

■プライスも大きさでお客様の心をくすぐる

プライスを目立たせる技法としては、大きさに変化をつけるというものもある。

文字体と同様、同じ大きさのプライスがずらりと並ぶというのは全く芸がない。面白味もないし、第一、何を買ったらいいのかお客様にはわからない。しかし、プライスの大きさを変えれば、微妙にお客様の心をくすぐることができるのだ。

プライスの大きさの変化のつけ方には大きく4通りある。「特大」「大」「中」「小」の4つである。あまり小刻みに大きさを変えても、チラシを見るほうにはわからないので4通りくらいに分けて変化をつけるのがちょうどよい。

ここで考えないといけないのは、大きさの基準である。特大といっても、常識の範囲内の大きさにしないと、やはりバランスが悪い。

・特大プライス

主に超目玉や日替わり目玉、特にこれは集客できるという非常識プライスをつける場合にはこのぐらいの大きさで訴求する。通常の定番チラシでも、1、2アイテムはこのサイズでつけてほしい。

・大プライス

毎回出てくるような定番目玉品に多くつける。全体の3割くらいはこの大きさでプライスをつける。目玉品以外では売れ筋商品に付けることが多い。

・中プライス

もっとも多くなる大きさ。主に定番商品に付けるようにする。つける割合としては、全体の5割くらいを占めるようにする。

・小プライス

この大きさは主に店内の小物的商品やイメージアップ商品に付ける場合が多い。また、高単価品に着けてもよい。全体2割程度に抑えるのが理想であろう。